【世界一美しい村】色とりどりのかわいいオランダの小さな田舎を巡る旅


ヨーロッパは、パリやロンドンなどの大都市の街歩きも楽しいですが、その魅力はなんと言っても、ヨーロッパならではの風情の残る小さな村。その中でも今回は、オランダの魅力あふれる小さな村をご紹介します。オランダの村はとってもカラフル。緑の村、赤の村、白の村…風車だけではない、けれどもオランダらしいのどかで美しい景観が楽しめます。




1. 人気ベストワン!「北のベネツィア」運河の美しい水郷の村・ヒートホールン

最初にご紹介するのは、オランダ北部アイセル湖のほとりの愛らしい水郷の村、ヒートホールンです。この村は、もともと泥炭を採取するために集まった人々の村で、泥炭を採取してできた池や湖の合間に、人々が島を作り住居を建築した名残りで、水路が張り巡らされた小さな村ができました。茅葺屋根と手入れの行き届いた美しい庭の町並みと、独特の小橋と水路の美しい景観が広がっています。そのため島の主要な交通は、「punter」と呼ばれる底の平らなヒートホールン独自の船で、現在も車両が入れません

1-1. ヒートホールンの楽しみ方

幹線道路から村の入口には、観光遊覧ボートを運営するお店が駐車場を提供しています。遊覧船の所要時間は、1時間ほど。村をのんびり回ります。また、自分で操縦するボートをレンタルすることもできます。これらのお店は、カフェやレストランを併設しているので、船の時間まで、運河沿いのテラスで、のんびりランチやお茶も楽しめます。






1-2. ヒートホールンのおすすめレストラン・カフェ

ヒートホールンのカフェは、手頃なお値段で、ブローチェ・クロケットやパンネクック、冬季にはエルテンスープなど、一度試してみたいオランダらしいメニューを多数提供しているのがうれしいところ。以下、おすすめのカフェとレストランをご紹介します。

<遊覧ボートを出しているカフェ>
Hollands Venetië クロケットやオープンサンド、スープがセットになったメニュー、12 uurtje がおすすめ。
 't Achterhuus 運河にせり出した、ソファー席のあるテラスが素敵です。
Smit 自分で操縦するタイプのボートの貸出もあります。

<おすすめレストラン>
De Lindenhof ミシュラン2つ星を獲得したオーベルジュ。宿泊もできます。



1-3. ヒートホールンへのアクセス

アムステルダムから電車とバスを乗り継いで行く方法もありますが、時間がかかり乗り換えも多いので、現地オプショナルツアーへの参加か、車(レンタカー)でのアクセスがおすすめです。

<現地オプショナルツアー>

アムステルダム発着の一日ツアーがあります。日本からの予約も可能です。
各社ツアーの比較はこちらのサイトが便利です。
(*ヒートホールンは英語読みで「ギートホールン」と表記されることもありますので、カタカナで検索の際にはご注意ください!)



JTBで郊外へのプライベートツアーのアレンジも受け付けているようです。

<車(レンタカー)でのアクセス>
アムステルダムから車で約1時間半の道のりです。少し足を伸ばして、オランダならではの絶景、アイセル湖の締め切り大堤防などの立ち寄りもおすすめです。

費用は24時間で60ユーロ程度~。こちらのサイトで最安比較できます。





2. 「民族衣装のかわいい海辺の漁村」マルケン島へ

マルケン島は、1930年代に締め切り大堤防が完成し治水が改善されるまでは、度々の洪水に悩まされる孤島でした。このため、この小さな漁村には独特の伝統文化が残り、今も息づいています。近年は、アムステルダムから近い観光地として有名になり、昔ながらの民族衣装や木靴を履いて生活する住民は減りましたが、伝統を大切にした家屋がよく保存されていて、可愛らしい町並みが続きます。晴れた日には、海辺のヨットハーバーにたくさんのヨットが停泊し、青い海と白い帆を眺めながらの散歩も楽しいです。

2-1. マルケン島の楽しみ方

マルケン島は小さな島なので、歩いて観光することができます。町の外れの駐車場もしくはバス停から出発し、町を通って海辺へと進むのが良いでしょう。海辺のヨットハーバーには、食事も出きるカフェがあり、休憩にぴったりです。また、この港から、対岸のフォーレンダムに渡る小さなフェリーも就航しています。

見どころはなんと言っても、伝統的な緑の壁の家屋が立ち並ぶ町並みです。昔ながらの生活が再現されているマルケン博物館もおすすめです。


2-2. マルケン島へのアクセス

アムステルダムからマルケン島へは、バスが便利です。アムステルダム中央駅の二階のバスターミナルから、315番のバスに乗車して、所要時間約45分です。

<おすすめ周遊きっぷ>
アムステルダムからマルケン島へのバス運賃は、片道で5ユーロほどなので、近隣のフォーレンダムやエダムなどに立ち寄りたい場合は、10ユーロで近隣の水辺の町々を結んで運行しているEBS社のバス周遊きっぷがおすすめです。

詳しい情報はこちらから(英語)

<現地オプショナルツアーへの参加>
アムステルダム発のバスツアーは、風車の町ザーンセスカンスや対岸の漁港フォーレンダムへの立ち寄りもあって、盛りだくさんで便利です。料金も50ユーロくらいからあり、お手軽です。

各社ツアーの比較はこちらが便利
 

<車(レンタカー)でのアクセス>
アムステルダムから車で約30分の道のりです。お天気が良くないときは、車が便利。周辺のフォーレンダムやエダムに足を伸ばすのもおすすめです。

レンタカー費用は24時間で60ユーロ程度~。こちらのサイトで最安比較できます。






3. デハール城のお膝元「赤の村ハールザイレンス」

ハールザイレンスは、ユトレヒト郊外に位置するおとぎ話のようにかわいいお城、デ・ハール城の城下町で、デ・ハール城の窓枠と同じ赤と白に塗られた家並みが続く小さな村です。そのデザインから、「赤の村」として知られています

3-1. ハールザイレンスの楽しみ方

デ・ハール城の観光の後に立ち寄るのがおすすめです。オランダの伝統料理パンネクックなどが楽しめる重厚なインテリアのブラウンカフェがあり、ランチにもぴったりです。




3-2. ハールザイレンスへのアクセス

<電車とバスを利用>
ハールザイレンスへ公共機関を使っていくには、まずユトレヒト中央駅から電車にで8分のVleuten駅で127番のバスに乗り換え、6分です。ユトレヒト観光とセットがおすすめです。

<車(レンタカー)で行く>
近隣には農場も多く、季節にはベリー摘みなども楽しめますので、アムステルダムーユトレヒトーデ・ハール城とドライブを楽しむのもおすすめです。

レンタカー費用は24時間で60ユーロ程度~。こちらのサイトで最安比較できます。




4. 修道女によって築かれた祈りの公国「白の村・トールン」

10世紀頃、貴族出身の修道女達によって築かれたこの村は、小さな公国と認められるほど発展を遂げました。18世紀に入りフランスに占領されると、大勢の貧しい人々が移り住むようになりました。当時のフランス政府は、窓の大きさで課税していたため、多くの人々は窓を煉瓦で塞ぎ、小さくしました。この時、古い煉瓦と新しい煉瓦の境目を隠すために壁を白く塗装したのが、この白い村の始まりと言われています。

実際に街を歩いてみると、修道女教会を中心に、白い壁の町並みが続き、石畳とのコントラストがとても美しい風景でした。また、どの家々もきれいに花壇や窓辺の花を飾っており、花の国オランダらしい風情も楽しめます。


4-1. トールンの楽しみ方

街の中心にある観光案内所(VVV)にて、ウォーキングルートを案内した地図が販売されているので、それを購入して村の名所を巡るのがおすすめです。徒歩のコースのほかにも、近隣の自然公園も巡る自転車ルートなども各種あるので、サイクリングも楽しめます。



4-2. トールンへのアクセス

トールンは、アウトレットで有名な街ルールモントからマーストリヒトへ向かう中継地点に位置するので、アムステルダムからのドライブの立ち寄りにおすすめです。公共機関を利用する場合も、ルールモントで列車からバスに乗り換えましょう。

こちらのサイトで最安比較できます。




いかがでしたか。
アムステルダムやロッテルダムの大都市だけではない、のとかで素朴なオランダの魅力が体験できる美しい村の景色を、どうぞお楽しみください。

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